Netflixおすすめ映画 #19 ゾディアック

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ゾディアック

 今回おすすめする映画は、2007年公開のデヴィッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」です。

 ※2020年10月4日現在Netflixで視聴できる映画になりますのでご了承ください。

 実際にアメリカで起こった事件を扱った映画です。

 158分と少し長い映画となっています。

 デヴィッド・フィンチャー監督が、カルフォルニアに住んでいた子ども時代にあった事件で、かなり思い入れがあったと思われます。

ゾディアック事件

 1968年から1974年にかけて、カルフォルニア州サンフランシスコ近辺で少なくとも5名が殺害され、警察やマスコミに犯行声明文を送りつけ、自分のことをゾディアックと名乗っていたことからそう呼ばれています。

 1986年にロバート・グレイスミスが事件について独自の調査を行った本を出版しています。映画はこのロバート・グレイスミスが事件を追っていく過程を描いています。

 何人かの人物が容疑者として名前があがっていましたが、結局事件は未解決で状況証拠はあっても、一番肝心な指紋や凶器等が見つかっていません。

 この事件を題材に映画が何本か作られていますが、ご紹介の「ゾディアック」が当時のカルフォルニアや、事件の概要、捜査状況などを細かく描いています。

 前半はどちらかというと実際の捜査に視点をおいて描かれていますが、後半はロバート・グレイスミスが独自に調査を進め、犯人に迫っていく過程を描いています。この辺りの展開はなかなかスリルがあり見応えがあります。

 未解決事件の話なので、自分で映画を観ながら犯人を推理してみるのも面白いかもしれません。

デヴィッド・フィンチャー

 「セブン」「ファイト・クラブ」の監督です。Netflixオリジナルドラマ「マインドハンター」にも製作総指揮と監督として関わっています。

 なかなか代表作として名前が挙がらない今作ですが、とてもいい映画だと思います。長い映画ですが、時間を感じさせない、緊張感をもった編集になっています。

 未解決事件とわかって観る人と、「セブン」のような結末を期待して観る人とでは、評価は全く変わってくるかもしれません。

 もともと未解決の事件なので、すっきりと終わるわけでありませんが、一つのエンターティメントして上手くまとめています。

 未解決というのが大前提の映画で、捜査線上に浮かんでいた容疑者たちについて、デヴィッド・フィンチャーがどう感じていたのかは、最後のシーンで分かるのかもしれません。

 この映画のために事件を調べ直し、生き残っている犠牲者や関係者にインタビューもしているそうです。そこで得た新たな証拠も警察に提出したというから驚きです。

 同じように、未解決事件を扱ったポン・ジュノ監督の「殺人の追憶」という映画もあります。こちらもとても面白い映画ですが、Netflixで視聴することができないのが残念です。

※本文中は敬称を略して掲載しております。

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