Netflixおすすめドラマ #12 「罪と罰 A Falsified Romance」

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罪と罰 A Falsified Romance

ドフトエフスキー「罪と罰」

 今回ご紹介するのは、ドフトエフスキーの「罪と罰」のオマージュ作品です。

 ドフトエフスキーの「罪と罰」は、「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自理論のもと、高利貸しの老婆を殺害し奪った金で善行をしようと企てるも、居合わせた妹まで殺害してしまいます。この思いがけない殺人に苦悩することになる主人公を描いています。

 かなり重いテーマの作品ですが、ドラマの方もかなり重い話になっています。

 ドラマは、漫画アクションで連載されていた、落合尚之氏による漫画作品をドラマ化しています。

 当然人を殺すということは、いかなる理由があれど正当化されることはありません。

 選ばれたという独善的な考えは所詮独りよがりで、人である限り選ばれた非凡人などは存在しません。

 大半の人が、普通に働いて普通に生活を送っています。

 それが幸せなことだと気づかない人がいるのも現実です。そんなことを気づかせてくれるドラマでもあります。

「欲望を肯定しろ、地獄こそが楽園だ」

 ドラマの中で何度も出てくる言葉です。

 台詞もかなり小説的な言い回しになっています。

 「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という、ドフトエフスキーの小説の一文を、このドラマの話に置き換えると「欲望を肯定しろ、地獄こそが楽園だ」になるのかもしれません。

メガゾーン23

 ドラマは、前半と後半できちんと分かれているわけではありませんが、ドラマの内容はガラリと変わります。

 前半は、犯罪小説を書く人間の真理を知るには、同じ犯罪を犯さなければ分からないみたいな、極論とも取れる考え方が描かれています。

 後半は、人間の弱さや、自己犠牲、生きる望みについて描かれています。

 人が生きる上で大切なことがなんなのか、それを考えさせられます。

 最初にも書きましたが、非常に重い話で、メンタルが落ち込んでいる時にみると、もっと落ち込みそうになります。

 ただ、救いがない話ではないです。

 このドラマの最終話を見て「メガゾーン23」というアニメを思い出しました。

 ※dアニメストアやU-NEXTでは観ることができます。

 1985年に発売されたOVAです。

 バハムートというコンピィータに支配された幻影の世界で暮らす人々。そのバハムートを解析して掌握しようとする軍の将校BD。幻影に気づいた主人公の少年が、たまたま手に入れた人型機動兵器(マニューバスレイブ)に変形可能な軍用バイク「ガーランド」でバハムートに突撃しますが、人型機動兵器「ハーガン」に乗った軍の将校BDに叩きのめされてしまいます。

 最後、その主人公がボロボロになった機体の中から出て棒切れを杖に立ち上がります。そこでエンディングになるのですが、全くドラマの内容とは関係ありませんが、そのシーンを思い出しました。

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