Netflixおすすめ映画 #44 西部戦線異状なし

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 今回おすすめするのは、2022年10月28日より配信されている「西部戦線異状なし」です。かなり昔にアメリカで映画化されていますが、その時は第3回アカデミー賞最優秀作品賞や最優秀監督賞を受賞しています。  

 第一次世界大戦の敗戦国であるドイツ側から描いている映画です。幾度となくリメイクされていますが、今回ご紹介する映画は、初めてドイツ映画としてつくられています。

第一次世界大戦

 1914年から1918年にかけて連合国と中央同盟国の間で行われた世界大戦です。

 7000万人以上の軍人が動員され、兵士900万人、民間人700万人以上が死亡したとされています。

 連合国側は、フランス共和国、イギリス帝国、ロシア帝国、セルビア帝国、ベルギー、大日本帝国、モンテネグロ、アメリカ合衆国など。

 同盟国側は、ドイツ共和国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、ブルガリア王国。

 現在の国家でいくと約50か国がこの戦争に参加していたことになるそうです。

 1914年6月28日に発生したサラエボ事件に端を発して、オーストリア=ハンガリー帝国はセルビアに宣戦布告します。その後、ロシア帝国、ドイツ帝国などが兵士を集める総動員を発令しました。

 ドイツ軍は直ちにベルギーおよびルクセンブルクに侵攻し、さらにフランス北東部の工業地帯を掌握しようと試みます。ここでドイツ軍は勢いに任せパリ付近まで戦線を伸ばしますが、第一次マルヌの戦いにおいて敗戦すると、後退することを余儀なくされます。  この後、連合側もイギリスなどの応戦もあり戦線が構築され、1915年から1917年にかけて西部戦線は両軍とも大規模な侵攻を行うものの、巧妙に構築された塹壕などにより、戦線は膠着状態となります。

あらすじ

 映画は、兵士に志願して西部戦線配置された若者パウルを通して、この西部戦線の戦いの模様を描いています。

 監督は、エドワード・ベルガーというドイツの方で、ドイツの作家エーリヒ・マリア・レマルクによる小説を映画化しています。

 「キングズマン:ファーストエージェント」にも出演しているダニエル・ブリュールもドイツ代表の交渉人として出演しています。

 現実でもロシアの徴兵の話が話題になっていましたが、この映画の主人公は、国のために英雄になるという希望を持って、友達とともに兵士に志願します。その様子は、どこか外国旅行にでも行くかのようにはしゃいでいます。

 その後については映画を見ていただければと思います。  

 劇中に流れるどこかホラー映画を連想させる音楽ともいえない音、ある意味、この主人公がワクワク、ドキドキの中から、普通では体験できない真の恐怖を味わうことになるのは、その辺のホラー映画以上の怖さがあります。

プライベート・ライアン

 戦争映画というのは、映像がリアルになるにつれ、その悲惨さも的確に伝わってきます。

 スティーヴン・スピルバーグ監督の作品「プライベート・ライアン」を見た時も、冒頭の20分間で描かれる、ノルマンディー上陸作戦の映像では戦争の悲惨さを痛感しました。「カンパニー・オブ・ヒーローズ」というゲームでノルマンディー上陸作戦のシナリオをプレイした時も、あの丘の麓に辿り着くのは運以外ありえないと思ったものです。

 伊藤計劃の「虐殺器官」という小説の中でも、主人公が「プライベート・ライアン」の冒頭20分を繰り返し見ているという文が出てきます。

 ロシアとウクライナや国の内戦など、今この時も現実の世界で戦いが行われています。日本を含め世界の歴史は戦いの歴史ですが、歴史からは何も学んでないことがわかる映画です。

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