
今回お薦めするのは、台湾のドラマ「彼岸の花嫁」です。物語の舞台はマレーシアのマラッカ。監督がマレーシアの方なんですね。
少女漫画チックな展開なのですが、映像的にPG12となっています。しかし、グロテスク映像などはほとんどありません。
Netflixオリジナルドラマなので、映像はとても美しく、衣装やセットにもお金をかけていそうです。
あまり少女漫画みたいな展開が好きでない方は、取り敢えず3話目まで頑張ってみて下さい。それでも合わなければ仕方ありません。
マラッカ(ムラカ)

今回のドラマの舞台となっています。マレーシアの港湾都市で東西の海洋交通の要衝マラッカ海峡に面しています。ドラマにもでてきますが、香辛料貿易の中継点として繁栄をしていました。
1980年代は、英蘭協約でスマトラ島のイギリス植民地アチェ王国と交換にイギリスに譲渡され、その際マラッカ海峡より西側はオランダ領、東側は英国領となっていた時代です。
その後、1941年から1945年8月15日の太平洋戦争終了まで旧日本軍に占領され日本に統治されていました。
終戦後の1945年、イギリスが再び海峡植民地としましたが、独立の機運が高まり1948年にイギリス保護領下でマラヤ連邦が成立。1957年8月31日に完全独立を遂げます。これに先立ち1956年2月20日、トゥンク・アブドゥル・ラーマン・マラヤ連邦首相がマラヤ連邦の独立宣言を行ったのがこのマラッカだそうです。
港湾都市として発達を遂げたマレーシア最古の都マラッカは、現在観光都市として国内外からの観光客が訪れています。
2008年に歴史的な街並みがユネスコの世界遺産に登録されています。
そういった背景のあるマラッカの街並ですが、1980年当時を上手く再現した映像になっているようです。
あらすじ
1980年代マレーシアのマラッカで、資産家の息子が謎の死をとげとことにより、主人公のリーラン(黄姵嘉)は亡者たちの住まう死後の世界に足を踏み入れてしまいます。
ホラー、サスペンス、家族愛、恋愛と色々な要素が入っています。
いろいろ入れすぎ感もありますが、ほどよく纏っていると思います。
少女漫画チックな展開
キャストは、台湾でも多数の映画やドラマに出演しているウー・カンレン。天界の番人役をしています。
主人公の女性は、台湾の女優で黄姵嘉(ホアン・ペイジャー)。彼女は台湾のエミー賞と言われる賞の最優秀主演女優賞を受賞しています。
眉毛がすごく気になる役者が出ています。そればっかりに目がいき困りますが、その方はカナダの俳優でルーディ・リン。ハリウッド映画にも出ています。
謎の死を遂げている資産家の息子役(田士廣)もとてもイケメンです。
男3人に女1人。
あまり少女漫画は読まない方も、だいたい想像していただけると思います。
個人的には、天界の番人を主役にして話を作ってくれた方が好きなのですが・・・
なかなかのホラードラマが出来そうな気がします。
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