Netflixおすすめドラマ #27 微笑む人

Netflix

 今回おすすめするのは、貫井徳郎原作のドラマ化「微笑む人」です。

 2021年5月4日現在Netflixで視聴できるドラマとなりますのでご了承ください。

 2020年3月に「日曜プライム」にて放送されたドラマです。

 「孤狼の血 LEVEL2」の公開も決まっている松坂桃李が主演で、今回なかなか難しい役を演じています。

 監督は落合正幸で、テレビドラマの演出を多く手掛けており「世にも奇妙な物語」でも数多くの演出をしています。

あらすじ

 エリート銀行員が意外な理由で妻子を殺害した事件の真相を、週刊誌の記者が追っていくミステリーです。原作では女性小説家ですが、週刊誌の女性記者になっています。

登場人物
  • 仁藤俊美(松坂桃李):最難関の大学を卒業したエリート銀行員。妻子を殺害した容疑で逮捕される。
  • 鴨井晶(尾野真千子):週刊誌「週間海潮」の女性記者。娘が仁藤俊美と同じ保育園に通っており、仁藤とは顔見知り。
  • 井上肇(生瀬勝久):「週間海潮」の編集長。鴨井の上司。
  • 梶原啓ニ郎(阿部亮平):仁藤と同じ銀行の先輩。
  • カスミ(佐藤乃莉):キャバクラに勤める女性で仁藤の小学生時代の同級生。
  • 鴨井拓郎(小久保寿人):晶の夫。専業主夫をしている。

価値基準

 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の中で、煉獄杏寿郎が猗窩座に「俺と君とでは、物事の価値基準が違うようだ」という台詞が出てきますが、価値基準は人それぞれ違います。

 ストーリーで、調べていくうちにその人物の過去が分かってくると、その人物がどんな人なのか分からなくなるという話がありますが、今回のドラマも犯人の過去を調べていくうちにその人物像が分からなくなっていきます。

 ドラマを観ていると、松坂桃李演じる仁藤の価値基準を考えさせられます。

 人は何かと形に嵌めたがりますが、そうすることで安心するのも事実です。人も自分と同じ考えをしている。これが常識だから当たり前のことだ、そう思おうとします。

 しかし、自分と違う価値基準の人が現れた時、人はそれを受け入れていくのか、それとも拒絶するのか。だんだんと疑心暗鬼になっていきます。

 その一番の行動が殺人です。普通は人を殺したりしません。しかし、人を殺してしまった人がいた時、人は犯人に納得する理由を求めます。人を殺すに値する理由があるのか?そもそも人を殺すに値する理由とは如何なるものか。そんなものは無いと分かっていますが、実際に殺人事件は起こり、犯人の殺しに至った理由を聞いた時、それに納得ができるのか。犯人と価値基準が違えば、それは全く理解できないものになってしまいます。

 そんな人間の心理を上手く物語に取り入れています。

三度目の殺人

 ブログの記事でも取り上げていますが、この映画も犯人と会話をしていくうちに、自分の考えが分からなくなってしまうと言うものでした。「三度目の殺人」も犯人は誰なのかを観た人に投げかけています。

 所詮他人の考えることは分からない。話していることが、本当のことなのかどうなのかということは、本人以外分かるはずがありません。

 これは「三度目の殺人」を観た時も感じたことでした。

 こんなことを書くと他の2時間ドラマから怒られるかもしれませんが、民放の2時間ドラマにしては、とてもいい作品だと思います。

 自粛期間中に是非どうぞ。

※敬称は略して掲載しています。

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