
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」を観てきました。
懐かしいのに、新しいガンダム。
ファーストガンダムを見ている世代だと、映像やセリフ音楽など、随所にニヤリとさせてくれる演出があります。
ガンダムの15話だった単発ものの話を映画化していますが、30分に満たない話を100分以上に仕上げています。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の監督安彦良和による、アニメ『機動戦士ガンダム』をベースにしたコミカライズ作品で、現実世界の変化に合わなくなったりした設定の変更、新規キャラクターの追加、既存キャラクターの設定見直しが行われています。
その安彦監督による「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」なので、20分ほどの話をどんな風に膨らませているのかと期待と不安が入り混じって見ましたが、改悪はされていませんでした。きちんと元ネタを踏襲して、ORIGINの設定で話を進めていました。
ガンプラ
昨今のガンプラの盛況ぶりに驚いているというか、転売ヤーの多さに少しウンザリしています。
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の中でも、ガンプラを意識したモビルスーツをわんさか出してきています。
まさか、ホワイトベースが大気圏突入していた時に襲ってきた、シャアが乗っていたザクが高機動型だったとは。このシャア・ザクも出そうですね。
ドアン・ザクもしかりですが、ガンダムもRX-78-02のガンプラもプレミアム・バンダイで予約販売されて、第4次販売とかになっています。
ホワイトベースも、ハッチにマークが描かれており、これもプラモ化の予感がします。
その他にもドムみたいな動きをする高機動型ザクも出てきます。これらもプラモ化されると思います。
オデッサ(オデーサ)
映画の中でも出てきますが、ファーストガンダムでもターニングポイントになったオデッサ作戦が行われた場所です。
奇しくも、現在ウクライナとロシアの間で行われている戦争の舞台でも名前が上がっている場所です。
映画の中でオデッサの基地司令マ・クベ大佐とジャブロー司令部のゴップ大将との話し合いが決裂したあと、核のボタンが押されます。とても怖い内容です。
実は、この映画のあと舞台挨拶があり、登壇した安彦監督はロシアのプーチンとアメリカのバイデンの名前を出して核の話をします。そして壮大なネタバレを言ってしまいます。※あの場で見ている人は映画を見終わったばかりなのでネタバレではありませんが。当時のファーストガンダムは子どもが見るアニメでしたが、コロニー落とししかり、ギレン・ザビの演説しかり、戦争という重いテーマを描いていました。1979年当時から自分も年齢を重ね、今回はリアルで戦争が起こっていることもあって、いろいろ重ね合わせてみてしまいました。

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